Web会議ツールの代表的な3つ「Zoom・Teams・Webex」を無料で使った場合の画質比較をしてみました。そもそもが双方向のWeb会議ツールなので、Youtubeのような一方向のライブ配信ツールとは違い、画質はあまり良くありません。とは言え、よく周りから聞かれる事なので、改めて検証してみました。

ちなみにTeamsは無料アカウントでも利用できますが、ほとんどの人は365有料アカウントを利用していると思うので、どちらも検証対象としました。ZoomとWebexは無料アカウントでの比較です。

無料アカウントなので、比較するのは「普通の会議(meeting)」になります。

2パターンで検証

比較は、以下の2つのパターンを実施しました。PCのみを使って画面共有をした場合と、ライブイベントでよく利用するスイッチャーを使った場合です。

解像度による検証結果

結論から言うと、Webexは反則ですが「無料版」で利用しても、HD(ハイビジョン)にする事ができるので、圧倒的に綺麗な画質でした。上の解像度を見ても数字が大きいですが、実際の画質を確認してみても、明らかに他2つとは画質が異なり綺麗でした。

ちなみに、無料で利用したTeamsでは、解像度を計測する事ができませんでした。なおかつTeamsは無料で使うと、「録画」と「ログ」を取る事もできません。画質も悪いです。

ライブイベントに使えるWEB会議ツールは?

オンラインのライブイベントに利用する事を前提とした場合に、使える使えないを○×で示したのが、以下の表になります。正直、WebexのHD画質と比べてしまうと、Zoom・Teamsの画質ではあまり配信したいとは思えませんでした。

*PCカメラはスペックによって優劣が激しいので、検証から外しました。

画面共有の場合について

  • Webexは無料プランでもHD(ハイビジョン)が選択できるのでズルイですが、PCカメラ・画面共有でのパワーポイントや動画を流しても、どれも抜群に綺麗でした。
  • パワーポイントを画面共有する場合、TeamsはPPT自体を「PowerPointLive」という機能で読み込めるので、一番画質が良いです。
  • 共有画面で動画を流す場合、Zoomはカクカクして画質も良くありません。Teamsも「動画」はザラザラした画質で良くないです。
  • 動画を画面共有する場合、参考資料として閲覧する分には、ZoomもTeamsも視聴は可能ですが、イベントや多くの人に見せるような場合には不向きです。

スイッチャー経由の場合について

  • 動画やパワーポイントをスイッチャーに流して操作しようとすると、ZoomもTeamsも画質は良くありません。Zoomの動画はカクツキはなくなりますが、画質が良い訳ではありません。スイッチャーを通し場合、ZoomとTeamsに大差はありません。
  • WebexはHDにできるので、スイッチャー経由でも動画やパワーポイントは綺麗です。また外部カメラも抜群に綺麗です。
  • スイッチャーを経由した仕様は、オンラインイベントなどに用いますが、正直なところWebex以外は、キツイと思います。

結論

無料プランで一番画質いいのはWebexでした。HDにできるのは反則ですが、一番綺麗です。それに比べると、Zoom・Teamsはライブイベントに利用する場合は、正直キツイです。会議使用に留めておくのが良いですね。

最後になりますが、画質の良し悪しはネット回線の速さや、配信しているパソコンのスペックによって大きく変わりますので、ご注意下さい。WEB会議で使用する分には、あまり問題ありませんが、多数の方が参加するようなオンラインのライブイベントの場合、まずは十分なネット回線の速さと、十分なスペックのパソコンを準備する事が大事です。

おまけ:ZoomをHD化した場合

Zoomも有料プランにする事で、HD化する事ができます(ZoomHD手順)。ノーマルのままのZoomと比べると明らかに画質が良いので、オンラインのライブイベントなどに使う場合は、必須でHD化した方が良いです。

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