妊婦さん向けの教育動画を10タイトル制作しました。産婦人科の先生方と約1年かけて制作。お忙しい産婦人科の先生と毎日のようにやりとりしながら、台本作成から編集まで、長期間の制作となりました。

今回制作した教育動画は、妊婦さんやこれから妊娠を迎えるご家族へ向けたものでしたが、「教育動画」は色々な人を対象に制作されます。弊社でも社員教育や新人研修用など、様々な教育動画を制作しています。

この記事では、そんな教育動画を制作する際に心がけている点を、上記で紹介した妊婦さん向けの動画をもとに、ご紹介したいと思います。これから教育ビデオを作ろうと思っている一般企業の方々など、様々な方に参考にして頂けたらと思います。

実際の病院で撮影してリアリティを

教育ビデオは、テレビの「再現VTR」に近い動画になります。教えたい場面を再現して伝える手法です。妊婦さん向けの教育動画では、例えば陣痛で苦しんでいるシーンを再現したり、お腹がだんだん大きくなってくるのを表現したりします。

気を付けたいのは、いかにリアルに見せるか、という事です。妊婦さん向けの教育動画では、実際の病院で撮影しました。産婦人科ならではの設備や環境を準備するのは大変で、実際の産婦人科を利用した方が、リアリティが出て、見ている人にもメッセージが伝わりやすいからです。

どうしても場所や環境を用意するのは大変なので、簡易的な準備になってしまいます。予算面で仕方ない場合もありますが、できるだけリアルに再現した方が、見ている人には伝わります。企業様の教育ビデオで、会議室を使って再現しようとしても、見ている人はどうしても背景が気になってしまい、なかなか集中して見る事ができません。そうすると見ている人は何も入ってこなくなってしまい、学びにならなくなってしまいます。

プロの役者を起用する

教育動画は「再現VTR」で行う事が多いですが、こうした場合、プロの役者を使う事が多くなります。自然な演技ができるからです。予算の都合上、どうしても社員の方が出演するケースもありますが、できたらプロの役者を起用した方が良いです。

理由はいくつかありますが、例えばセリフがある役だった場合、言い回しを撮影中にその場で変更する必要があっても、役者であればその場ですぐに対応する事ができます。素人ではなかなか難しい場面です。また出演していた社員が退社してしまう事もありますので、制作した動画を長く利用する場合は、考えた方が良いです。

念入りな台本作り

上記で紹介した妊婦さん向けの教育ビデオでは、10タイトルの台本を作るのに、半年以上かかりました。専門的な内容だったという理由もありますが、やはり構成台本を作るには時間がかかります。見ている人にしっかり理解してもらうためには、説明する順番があったり、表現の仕方もそれぞれ違います。

妊婦さん向けの教育動画では、専門的な内容は産婦人科の先生方にリードしてもらいながら、一般の人が見て理解できるように噛み砕いた表現にしていくのが、選出・制作をする我々の役割になります。この辺のやりとりを繰り返しながら構成台本を作っていると、半年くらいかかってしまいます。

やはり動画の構成を決める一番大事な作業になりますので、ここにしっかりと時間をかけて、協力しながら作ると、良い動画作品になると思います。

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