zoomやTeamsなどオンライン配信ツールは、映像という大きなデータを通信しているので、基本的にパソコンにかかる負荷が大きく、ちょっとした事でトラブルが起きやすいです。zoomやTeamsを使って、普通にオンライン会議をしている分には問題なく使えていても、「動画再生」など更に負荷のかかる事をすると危ないです。今回は、オンライン配信に使うPCについて書きたいと思います。

配信で起きやすい問題

一番PCが影響を受けるのは「動画再生」です。画面共有などでパソコン内の動画を再生したり、パワーポイント貼り付けた動画を再生したり。特に長い尺の動画を再生した時に、パソコンにかかる負荷はドンドン大きくなります。

パソコンに負荷がかかると、映像の乱れ(カクカクする)や、声と映像がズレてしまう、などが起こります。原因はPCのスペックが足りないせいです。通信環境(ネット回線)の問題も考えられますが、通常のオンライン会議が問題なく使えている場合は、ほぼPCの問題です。

例えば、一般企業で使われているPCは、事務機と言われるようなPCである事が多いので、映像再生やフォトショップを使うようなグラフィック作業をする仕様にはなっていない事がほとんどです。ですから、映像を再生する事があるオンライン会議やイベントなどでは、使用するパソコンのスペックに気を付けて下さい。

配信用PCに必要なスペック

パソコンに負荷がかかりやすい「動画再生」がある場合、特に長い尺の動画などを再生する場合、パソコンのスペックに気を付けて欲しいです。特にこれから配信用のパソコンを購入する場合は、以下の3点を確認して下さい。

  • CPU
  • メモリ
  • GPU

CPU

動画などデータの大きな重たい処理をするために必要なパソコンの心臓です。もっとも大きな負荷がかかる部分ですが、予算との相談で可能な限り性能の高いものを選ぶのが良いです。

オススメは「IntelのCPU」です。わかりにくいですが「型番と世代」という表記で、新しい高性能なものを見分ける事になります。簡単に言うと、数字の大きい順に高性能です。型番は、Core i5以上が良いです。Core i7以上がベストです。

型番:Core i9 > Core i7 > Core i5 > Core i3

もう一つ、「第○世代」という部分も注目して下さい。例えば「Core i7-7700K」と表記されている場合、「7700」の先頭の数字が「7」なので第7世代となります。「Core i7-8700K」だと第8世代、「Core i7-12700K」は第12世代です。世代の新しいものが高性能です。

余談ですが、中古PCなどに「高性能Core i5搭載」などと世代の表記がないものがありますがCPUの型番で世代を確認することをお勧めします。

メモリ

メモリの数字も大事です。8GB以上であれば大丈夫ですが、「16GB」あると良いです。

GPU(グラフィックボード)

「グラフィックカード」とも言われます。GPUは映像処理を担ってくれるパーツで、配信PCを選ぶ際は、GPU搭載のPCを選ぶのが良いです。事務機PCではGPUがない物が多いです。これから新しく購入するパソコンなら「GeForce RTXシリーズ」を搭載した製品を選べば問題ないと思います。

オススメPC

これから配信用のパソコンを購入する場合は、上記を満たしている、いわゆる「ゲーミングPC」と呼ばれるパソコンがオススメです。中でも「GALLERIA」というメーカーが良いです。聴き馴染みがないかもしれませんが、ハイスペック・ハイエンドPCの世界では老舗です。また価格とスペックのバランスで見ると、他社よりもコストパフォーマンスが良いので、お買い得だと思います。

GALLERIAオフィシャルサイト

関連記事

  • 関連記事
  • おすすめ記事
  • 特集記事

コメント

この記事へのコメントはありません。

TOP