日本を捨てフィリピンで暮らす4人の男達の物語。スラム街や路地の奥で、どん底生活をする彼らを7年間にわたり追いかけ続けたドキュメンター映画。その予告編です。
普段から番組制作や企業VPなどの映像制作でお世話になっている粂田監督の初映画作品であり、東京ドキュメンタリー映画祭2020「長編部門グランプリ」に輝いた作品という事で、社員総出で観賞してきました。
ドキュメンタリー映画なので、劇映画のように演出された物語がある訳ではありませんが、彼ら4人の立場になって見ていた気がします。リアルに彼らの立場になって観てました。フィルムの中で7年という歳月を生きている彼らの立場になって、もしかして自分も何十年後か、そこに流れ着いて生きているのではないかという、想像をしながら。
人生って本当わからないなあと感じました。何かちょっとしたきっかけで転がり落ちるし、スラム街に暮らしているからと言ってけして不幸という訳ではなかったり。人間って逞しいなあと思ったり。何が幸せで何が不幸かなんて、ほんとう本人次第だなあと思わされたり。色々な感情が観ていて湧いてきた映画でした。4人の生活が、最初から最後まで淡々と描かれているのですが、本当いろいろな事を考えさせられる、骨太な映画です。観れて本当に良かったです。
上映情報はこちら「なれのはてオフィシャルホームページ」
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