2021年は昨年以上にオンライン配信が盛り上がり、特にコロナが落ち着いた時期は、会場に人が集まってのハイブリッドイベントが増えた一年でした。その他にも、ZoomなどのWEB会議ツールに慣れてきて、様々な形式でのイベントや収録が行われるようになり、オンライン配信にとっては進化の一年でした。

リモート配信、録画

ZoomやTeamsなどのWEB会議ツールを使ったオンラインイベントには、昨年までなら会場に行ってお手伝いするのが当たり前でしたが、今年になってから私達自身もリモートでオンラインイベントをお手伝いするという事が多くなりました。遠隔からイベントをオープンして運営のお手伝いをする形です。

また遠隔からイベントに参加して、画面録画をするという案件も多かったです。ZoomやTeamsなどには録画機能がありますが、あまり画質が良いものではありません。そのため画面に表示されたものをそのまま録画するような画面収録の形でご協力する事がけっこうありました。

ハイブリッドの音響問題

今年、一番多くの問い合わせがあったのは、ハイブリッドイベントにおける音響の問題です。オンライン配信だけなら、そこまで音には気を使わずに実施できるのですが、今年になってコロナが落ち着いて、会場に人が集まるようになると、会場のスピーカーから音を出さなければいけず、これがハウリング問題を引き起こしてうまくいかない、という問い合わせを多数頂きました。

特にイベントの大小に関わらず、ハイブリッドでイベントを行う場合、会場でマイクを使い、会場のスピーカーを使わなければいけないので、小規模な会議室で行うようなハイブリッドイベント程、ハウリングが起こってしまうケースが多数あったようです。

自前でオンライン配信はできても、音響の問題はちょっと難しいですよね。我々プロの間でもこの問題は難しい点なので、特に一般の人が対処するのは難しい訳です。

離れた場所から1つのイベントを作り上げる

今年一年で最も印象的だったのは、いけ花の先生が海外のいけ花ファンに向けて行ったデモンストレーションでした。主催者はインド在住の人で、司会はカナダ在住の人、そしてデモをするいけ花の先生は日本から参加したイベントでした。そんな離れた人達が一緒になって呼吸を合わせて1つのイベントを作り上げてしまう。そんな現場を目の当たりにして、技術的には何も驚くような事ではないのですが、単純に感動しました。

誰もがYoutuberになる時代、誰もが情報発信する時代で、どこにいても顔を合わせて会話できる時代、もはや場所は関係ないんだなあと改めて思いました。来年はどんな進化が見られるのか、どんなオンラインコミュニケーションが生まれるのか、本当楽しみです。

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