オンライン配信でよく使う「zoomウェビナー」について、「zoomミーティング」と比較してまとめたいと思います。まず、そもそも使う目的が違う事を説明して、そのあとで、機能的な違いをご説明します。

zoomウェビナーは使用する目的が違う

  • zoomミーティング:対話が目的【双方向】
  • zoomウェビナー:講演が目的【一方向】

zoomミーティングとzoomウェビナーは、そもそも使い道が全く異なります。zoomミーティングは、ディスカッションをする会議のためのツールで、zoomウェビナーは、一方的に講演をする「1対多数」を想定したツールです。この目的の違いがわかると、機能的な違いも、すんなり理解できると思います。

例えば参加者が1000人いたら、ミュート管理をするのは大変ですもんね!

ウェビナー参加者は3タイプに分かれます。

  • ホスト(共同ホスト)・・・イベント運営者です。
  • パネリスト・・・発表者です。
  • 出席者・・・イベントに参加している一般の視聴者です。

zoomウェビナーの場合、zoomミーティングと違い、3タイプの役割に分類されます。ホストとパネリストは、zoomミーティングと同じようにほとんどの機能を使う事ができますが、出席者(一般の参加者)は、機能が制限されます。リアルなイベントをイメージして頂くとわかりやすいと思います。

3タイプの画面の見え方

3タイプそれぞれzoomに入った時に、実際に見える画面が違います。ホストとパネリストはほとんど同じで、パネリストが「投票/クイズ」を使えないだけです。出席者は使える機能が大きく制限されている事がわかると思います。

機能比較

機能 ホストパネリスト 出席者(一般視聴者)
参加者リストの閲覧 ×
カメラ ×
マイク ホスト許可必要
チャット ホスト許可必要
手を挙げる
Q&A(質疑応答) ホスト設定で可

zoomウェビナーは、一般の出席者が使える機能が大きく制限されいるのが特徴です。これはイベント主催者(ホスト)が、大勢の出席者をコントロールしやすくするための設計になっています。1000人の出席者をミュート管理するのは大変ですもんね!

  • 参加者リストの閲覧・・・zoomウェビナーでは、ホスト・パネリストしか見る事ができません。
  • カメラ・・・出席者はカメラをONにできません。
  • マイク・・・出席者は基本的にミュートになっています。ホストがミュート解除の許可を与えた時だけ、話す事ができます。
  • チャット・・・出席者はホストが許可した場合のみ使えます。

「手を挙げる」機能

出席者が合図を送る事ができる、zoomウェビナーだけの機能です。基本的に出席者は話す事もチャットをする事もできないので、唯一のアクションです。

Q&A(質疑応答)

こちらの機能は、ホストがウェビナーを設定する時に「質疑応答」を許可しないと、使えない機能です。許可した場合のみ、ウェビナー本番中に出席者は質問を書き込む事ができます。

ウェビナーにしかない独自機能について

リマインダー

パネリストも含めた参加者に、リマインダーメールを送る事ができます。

リハーサル

ウェビナーを設定する時に、管理画面で「実践セッションを有効にする」を選択しておくと、本番前に本番と同じ環境でリハーサルが行えます。本番前にパネリストに参加してもらい、講演のリハーサルなどを行えます。本番開始は「」ボタンを押すだけでスタートします。

▼本番前に、リハーサルを行う準備ができたら、管理画面で「練習セッションを始める」をクリック。

▼練習セッションでは、出席者がいない状態で、本番と同じように使う事ができます。「ウェビナーを開始」をクリックすると、本番がスタートしますので出席者も入ってきます。

フォローアップメール

ウェビナーイベント終了後に、フォローアップのメールを送る事ができます。参加者だけでなく、欠席者にも送る事ができます。

オンデマンド視聴

ウェビナーイベント終了後に、クラウド録画された動画をオンデマンドで視聴する事ができます。リンク先にアクセスするとネット上で視聴できます。ダウンロードする事も可能ですので、設定に気をつけて下さい。

最後に

zoomウェビナーは、よりイベントに特化した仕様になっています。実際に参加人数も多いので、機能が制限されているとはいえ、対応するスタッフの数も多くなります。管理画面での詳細な設定も多いので、事前にテストを繰り返し行い、色々と確認しながら進めるのが良いと思います。パネリスト役や共同ホストの役割を決めて、実際のウェビナーイベントを通してやってみると、問題点が明確に出てくると思いますので、オススメです。

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