ハイブリッド型イベントでオンライン配信する場合、気を付けないといけないのが、二重音声です。これを防ぐ仕組みが「マイナスワン」と言われる音調整なんです。今回はちょっと専門的になりますが、二重音声を防ぐ仕組みを解説します。

二重音声になりやすいケース

  1. ハイブリッド型イベント(会場に参加者がいて、なおかつオンライン配信する)
  2. オンライン配信イベントでも、会場にスピーカーを設置する場合。

どちらのケースも、会場にスピーカーが状況で、リモート参加者がオンラインで話をする場合に、二重音声になってしまいます。下の図を参考にご説明します。

▼二重音声になってしまうケース

例えば、zoomミーティングを使ってリモート参加者Aさんが話をする場合、会場にいる人達にAさんの声を届けるために、スピーカーを設置します。

音声ミキサーから出力が2つありますが、どちらもA・Bさん両方の声が出ています。会場スピーカーにはA・Bさん2人の声が流れてOKですが、オンラインのzoomにA・Bさん両方の声を流してしまうと、Aさんの声が2つ流れる事になります。これが二重音声です。これを防ぐには、「音声ミキサー」の部分で調整する必要があります。

二重音声を防ぐ「マイナスワン」の仕組み

上の図では、音声ミキサーから出力する2つの音は、それぞれ別々になっています。まず、音声ミキサーには「Aさん・Bさん」2人の声が入っています。そのうち、zoomに流す出力①は、会場にいるBさんの声だけです。もう一方の、会場スピーカーに流す出力②は、AさんBさん2人の声が聞こえるようになっています。

出力①で、Aさんの声を除いたBさんだけの声をzoomに流すようにしていますが、これが「マイナスワン」です。音声の1つを取り除いて出力する、という意味です。音声ミキサーで出力する2つの音を別々に設定する事で、会場では2人の声が聞こえ、zoomではAさんの声が二重音声になるのを防いでいる訳です。

ハイブリッド型イベントでのオンライン配信は、会場にスピーカーが設置されている事がほとんどです。この時に、会場スピーカーから聞こえる音と、zoomで聞こえる音が同じになるようにするためには、「マイナスワン」という調整が必ず必要になってくる訳です。

マイナスワンなら「L-8」がオススメです

上記で説明した「マイナスワン」という作業をできるのは、ミキサーの機能の一つです。この機能が付いていないとできませんのでご注意下さい。

マイナスワンができるミキサーでオススメなのが「L-8」です。オンライン配信の定番アイテムになっています。詳しくはこちらの記事も参照下さい→オンライン配信のミキサーならこれで決まり「LiveTrak L-8」


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